耳鳴りと漢方薬
耳鳴りの症状と原因、耳鳴りに適応される漢方薬について説明します。
耳鳴りとは
耳鳴りは意外にも多くの人が悩んでいる症状で、
日本人の約5%の人が持続的な耳鳴りを苦痛に感じていると言われています。
耳鳴りの原因はさまざまであり、原因が不明の場合も多いです。過度の精神ストレスによる耳鳴りもあれば、更年期障害が原因の耳鳴り、
あるいは中耳炎、内耳炎、メニエール病、高血圧などが原因の場合があります。
さらに耳鳴りは生命に危険性がないからと甘く見ていると、悪性腫瘍が原因という場合もあり、注意しなければなりません。
また、耳鳴り自体も、四六時中音が聞こえているわけですから、ストレスがたまり、さらに体調の悪化や病気を招きますので、 できるだけ早く治療するべきです。
耳鳴りの症状
耳鳴りの症状は「キーン」とか「ジー」という音が常に耳の奥で鳴っている状態ですが、単に「音が聞こえる」だけでなく、頭痛・肩こり・ 不眠・貧血・食欲不振などの症状が同時に起こるケースがあります。
これらは、ストレスやその他の原因から聴神経が異常に興奮したり、脳への血行不良であったり、漢方で言うところの「水毒」 (身体の水分やリンパのバランスが悪い)から生じる症状です。
耳鳴りと漢方薬
耳鳴りに対する漢方の役割は、自律神経の乱れ(気)や血液の流れ(血)、体内の水分バランス(水)を正常にし、
症状を緩和することにあります。
耳鳴りを生じる要因や、患者の体質に合わせた漢方薬が処方されます。
耳鳴りに適応される代表的な漢方薬は次のとおりです。
| 釣藤散 | ちょうとうさん | 虚証 | 頭痛・高血圧・めまい・肩こり・神経症・目の充血のある人。血液の流れを良くする。 |
| 柴胡加竜骨牡蛎湯 | さいこかりゅうこつぼれいとう | 実証 | 強いストレス・不安・動悸・不眠・のぼせ・めまい・便秘のある人。神経の興奮を鎮める。 |
| 苓姜朮甘湯 | りょうきょうじゅつかんとう | 虚証 | 低血圧・むくみ・排尿異常・倦怠感・腰の冷えのある人。水分のバランスを良くする。 |
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しかし、漢方薬は基本的に、専門知識を持った人が、患者の体質など「証」を見極めて処方するものです。
安全で効果を最大限に発揮するためにも、必ず専門の医師・薬剤師にご相談のうえ、漢方薬を利用されることを強くおすすめします。
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