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自律神経失調症と漢方薬

自律神経失調症とは

自律神経失調症とは、自律神経の働きが異常になることでおこる症状です。

身体には神経系・免疫系・内分泌系があります。これらはさまざまなストレスから体内の環境を一定に保つ役割を持ちます。
身体のこのような働きを「恒常性(ホメオスタシス)」といい、健康な人ならばこの働きを維持しています。

とくに、自律神経系は内臓の働きを制御します。自律神経系には「交感神経系」と「副交感神経系」があり、それぞれ「緊張状態」 「リラックス状態」で働きます。

しかし、過度なストレスが続くなど、交感神経系が過剰に働く状態が続くと、自律神経の働きがおかしくなり、 身体にさまざまな症状が現れます。
これが自律神経失調症です。

自律神経失調症の症状

自律神経失調症と漢方薬 自律神経失調症の症状として、全身倦怠感・心臓がドキドキする・肩こり・息切れ・めまい・耳鳴り・ 食欲不振・イライラ・抑うつ感・・・などさまざまな症状があります。
また、これらの症状は一つではなく、複数同時におこります。

これらの症状は自律神経の乱れから起こるものであり、身体のある部分に異常や病巣がある、という特定の原因をつけられないため、 個々の症状を改善することは西洋医学では難しい分野です。

自律神経失調症と漢方薬

自律神経失調症の治療は漢方薬の得意とするところです。
漢方では自律神経失調症を「気・血・水」のバランスの乱れにあるととらえています。
そしてこのバランスの乱れを正すことこそが、漢方薬の大きな特徴だからです。

また、漢方薬の服用だけでなく、日常生活において「緊張」「リラックス」のメリハリをつけることや、過度なストレスがないか、 そしてそのストレスを取り除くようにすることも大事です。

自律神経失調症に効果があると考えられる漢方薬は次のとおりです。

柴胡加竜骨牡蛎湯さいこかりゅうこつぼれいとう実証不安・動悸・不眠・のぼせ・めまい・便秘のある人。イライラ感の強い人、さまざまな症状のある人に。体力のある人向け。
桂枝加竜骨牡蛎湯けいしかりゅうこつぼれいとう虚証頭痛・のぼせ・耳鳴り・不安・イライラ感・不眠のある人。さまざまな症状のある人に。体力の弱い人向け。
加味逍遙散かみしょうようさん虚証不安・不眠・めまい・のぼせ・倦怠感・頭痛・肩こり・冷え性の人。特に精神的症状の強い人に。
抑肝散加陳皮半夏よくかんさんかちんぴはんげ虚証神経敏感な人に。子どもの夜泣きやかん虫にも効果がある。

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